将棋の対局をするのに絶対に必要というわけではないのですが、持
っていると何かと便利な道具というものがあります。
ここでは、対局時の小道具ともいうべき各種グッズを紹介します。
扇子
まず最初におすすめしたいのが、扇子です。
プロ棋士は対局時に扇子を持参している場合が多いです。
扇子はの活用方法としては、暑いときに自分に風を送る、
完全に閉じた状態から、すこし開いて閉じる、
という動作を繰り返し、読む作業のリズムを作る、
扇子に書いてある言葉を見て心を落ち着かせる、などがあります。
扇子には主にプロの棋士が好きな言葉(漢字の熟語が多い)
が書かれている事が多く、いろいろな種類の扇子が発売されています。
ほとんどは印刷ですが、なかには直筆のものも販売されています。
シンプルなのがよければ、白扇という何も書いていない扇子もあります。
お好みで一つ揃えておくと良いと思います。
チェスクロック
対局時計、とも言うそうです。
アナログタイプとデジタルタイプがあります。
最近はデジタルのものがほとんどで機能も多く便利です。
時計の部分が2つあり、
通常はそれぞれ自分と相手の持ち時間の残りを示しています。
これを持っていると、NHKの将棋トーナメントのような
「持ち時間10分、切れたら1手30秒」のような設定ができます。
プロの将棋では記録係りが使用しています。
これを持っていると、将棋の大会の規定と同じ持ち時間設定が可能で、
大会本番にあわせた練習ができたりします。
駒台
持ち駒を置いておく専用の台です。自分から見て将棋盤の右下において使います。
こちらは、脚付きの盤を入手している方なら揃えておくべき必須アイテムです。
もちろんこれがなくても将棋は指せますが、畳に直接おいたり、駒箱をひっくり返してそこに持ち駒を置いたりするのは、あまり美しいこととは言えません。
専用の駒台を使うと、精神的に引き締まった感じがして、心持ちに大きな差が出ます。
むかし大山康晴さんという棋士が、駒台を持っていたら初段、ということをおっしゃっていました。駒台をもっているということはそれだけ将棋に対する思い入れがある人ということになるのでしょう。
まとめ
将棋の小道具、便利グッズとも言うべきものを紹介しました。
これらは、持っていなくても将棋の対局は可能ではありますが、
もって対局に臨むと自分の将棋への取り組む姿勢が高まることが期待されます。
もちろんその効果は人によりますが、自分を鼓舞し盛り上げるのに役立つグッズだと思います。
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