近藤誠也五段。
1996年生まれの22歳、バリバリの若手です。
千葉県出身、所司和晴七段門下
現在の順位は、
竜王戦5組、順位戦C級1組です。
得意戦法は矢倉。
居飛車しか指さず、純粋な居飛車党です。
矢倉、角換わり、相掛かり、横歩取り、力戦型などさまざま戦型を指しこなし、
攻めを中心に組み立てる将棋です。
いつもニコニコのゴキゲン中飛車で有名な、近藤正和さんと同じ近藤性なので、
ファンの間からは、誠也などと呼ばれることが多いとのこと。
プロになるまで、プロデビュー前後のエピソード
2007年に6級で奨励会入会。
14歳で2段。
2段から3段になるのに2年かかってしまいましたが、3段リーグは3期で抜けています。
2013年後期から3段リーグ参加
2015年後期に準優勝で4段昇級優勝した高野智史さんと同時にあがっています。
19歳で4段。
将棋界では10代で4段になればその人は才能アリ、とされています。
近藤さんは、2015年プロデビューにしました。
藤井聡太さんがデビューする1年前にプロになっています。
プロ棋士としてのデビュー戦は2015年の12月24日
棋王戦で対局相手は加藤一二三九段でした。
デビューがひふみんなのは、この点では藤井聡太さんと同じですね。
藤井聡太さんといえば、近藤誠也さんは、
藤井聡太さんの連勝中に19戦目であたり、負けてしまいました。連勝記録に貢献、してしまったわけですね。
藤井さんには2018年の新人王戦でも、準々決勝で負けており悔しい思いをしています。
まあ藤井さんに勝ち越している棋士はあまりいないので致し方ないのかも。
主な戦績、タイトル戦のリーグに参加、高い勝率
2016年には66期王将リーグにはいるという快挙
王将リーグは降級者が3名もでる激戦リーグです。このリーグに4段で入れたのは、1990年の屋敷伸之さん以来のことでした。
残念ながら成績は良くなく、2勝4敗ですぐにリーグから落ちてしまいましたが、
このうちの1勝は羽生善治あいてからもぎとったものです。
2018年には王位戦で予選を勝ち抜き、王位リーグに参戦しました。
しかし、同じ組に、羽生善治さん、谷川浩司さんなどがいて、
それらの厚い壁にはばまれ、1勝4敗に終わっています。
プロになってから、常に高い勝率をマークしており、
6割5分を切ったことがありません。
2018年 26勝14敗 0.65
2017年 36勝11敗 0.76
2016年 39勝18敗 0.68
2016年度順位戦C級2組で9勝1敗の成績を上げ、昇級、5段になりました。なんと1期抜け。
翌2017年度のC級1組でも好調でしたが、8勝2敗でおしくも届きませんでした。
2018年度の今期は同じくC級1組で10月の現時点で5戦全勝。今期こそ期待しましょう。
まとめ
近藤誠也五段を解説しました。
近藤さんはデビューも若く、成績も高勝率をキープし、期待の若手です。
各棋戦のリーグ参戦経験もありますが、まだ一般棋戦優勝とかタイトル挑戦などの、
これといった戦績を残せてはいません。
しかし、順位戦での成績は特に勝率が高く自力は十分なはずです。
今後のご活躍が期待されます。
この記事へのコメントはありません。