横山泰明さん、六段、プロの将棋の棋士です。
1980年生まれ、現在38歳。
東京都出身、桜井昇八段門下。
現在の順位は、
竜王戦3組、順位戦B2。安定感のある中堅棋士です。
奨励会時代、3段リーグは2位通過
1993年に6級で奨励会に入会しました。
途中苦労もあったようですが、2002年4月から行われた
第31回奨励会三段リーグ戦で、12勝6敗で、2位で通過、見事4段となりました。
横山さんが21歳のときです。ちなみに1位は藤倉勇樹さんで、13勝5敗でした。
妻は女流棋士の島井咲緒里さん
奥さんは、LPSA(日本女子プロ将棋協会)所属の女流棋士である島井咲緒里さんです。
島井さんは女流棋士二段の方です。
島井というのは旧姓で、女流棋士としての活動とのきはこの名前を使っているようです。
横山さんもツイッターをやっていますが、
奥様の島井さんもツイッターをやっておられます。
島井さんのほうが、ツイッターを活発におこなっているようで、フォロワーも多いです。
通算勝率は六割超え
横山さんのいままでの成績ですが、
総対局数は564局、354勝210敗、勝率0.6277、という成績です。
通算勝率が6割を超えると好調、実力者とみなしてよく、この成績は立派なもの、
といえます。
ここ最近の成績は以下のとおりです。
2018年17勝10敗 0.6296
2017年21勝12敗 0.6364
2016年23勝14敗 0.6216
いずれも6割を余裕で超えています。
2018年は途中なので未達ですが、その他は対局数も30局を超えており、
対局数が多いのは好調の証であり、ここ何年かはそれをキープしています。
NHK杯で好調、木村一基さん、中村太地さんを破る
横山泰明さんは今期NHK杯戦で好調に勝ち上がっています。
1回戦は木村一基さんとの対戦は横歩取り。木村さんの中盤でのわずかなスキをつき
巧みな駒さばきからリードを奪いました。
途中ものすごい受けをみせ、木村さんは頑強なねばりを見せますが、
見事に振り切って寄せきりました。
2回戦は中村太地さん。中村さんは当時王座で、相掛かりからスタート。
こちらも、中盤プロらしい細かなやりとりをしてリードを奪い、
そのまま押し切って勝ちきりました。
この二人の実力者を破って三回戦進出したのは見事です。
勝ち方もプロらしい実に細かな積み重ねを生かして最後は振り切って勝っています。
まとめ
NHK杯での2局を見ると、序中盤の細かな折衝から、僅かなすきを突いて
リードを奪い、そのまま押し切る逃げ切りタイプのようです。
昔は振り飛車党だったらしいのですが、この細かなやりとりから駒をさばく感覚は
そのときに身に着けたものかもしれません。
NHK杯の次の相手は郷田真隆九段です。
ここでさらに上位に進んでほしいですね。
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