斎藤慎太郎さんは、新進気鋭のバリバリの若手棋士です。
180cmの高身長、そのルックスの高さから、西のイケメン王子と呼ばれます。
1993年うまれ
奈良県出身、師匠 畠山鎮七段
現在の順位は、
竜王戦 3組
順位戦 B級1組
です。
プロになるまで~師匠との出会い
斎藤少年が幼いころ、将棋に魅せられて関西将棋会館に通っていた時に、
師匠の畠山鎮さんとの出会いがありました。
普通の優しいおとなと違って、自分を子供扱いせず、
的確にアドバイスを受けた、勝負の心得のようなものも教えてもらったそうです。
斎藤少年は畠山さんに師匠になってほしくて手紙を書いたりしました。
畠山さんは一度は断ったのですが、指導対局に何回も会いに来て
結局押し切られる形で斎藤さんを弟子にしたそうです。
奨励会時代、3段リーグの厳しさ
奨励会時代の斎藤さんの成績です。
2004年:6級で奨励会入り
2008年:3段
2011年:15勝3敗の1位、4段昇段
となっています。
3段まで順調に昇級昇段をしました。3段昇段はなんと14歳のとき。かなり若いです。
この年齢でこのスピードでこの地位ならだれもが将来を期待するところですが、
やはり奨励会の3段リーグあまくはありません。
3段→4段になるまでの時間は、6級→3段までの時間と同じくらいかかっています。
師匠の畠山さんはなぜ4段になれないか見抜いていたようで、
もっと生き抜くことを覚えなさいというアドバイスをしたようです。
棋力は十分だったはずですが、おそらく気負いすぎていたのでしょう。
そのアドバイス後、1年も立たないうちに4段になることができました。
プロ棋士としての活躍、昇級、電王戦、そしてタイトル戦
2012年には、C2級の9勝1敗の成績で昇級、大所帯のC2級を1期抜けを実現しました。
2015年に行われた将棋電王戦FINALでは第1局に出場、
斎藤さんはAperyと対戦し見事勝利。斎藤さんはこの対局のため、
半年間研究し続けたとのこと。
斎藤さんはインタビューでこの対局が
本当に自分にとって大きいものだった、
いろいろな意味で良い影響を自分に与えた旨の発言をしています。
2017年棋聖戦挑戦者となり羽生善治さんと5番勝負を行いました。
結果は1-3でタイトル獲得ならず。タイトル初挑戦でした。
まとめ
斎藤慎太郎さんは、2018年王座戦で挑戦者となり、
中村太地王座への挑戦権を獲得しました。
9月の時点で2-0とリードし、あと1勝でタイトルを奪えるところまできました。
2018年10月2日に第3局が行われました。
この将棋は、矢倉の乱戦模様から、
中村太地さんが中盤から一気に切り込み、
先手の斉藤玉を寄せ切りました。
これで1勝をかえし、盛り返しました。
今後の展開がとても楽しみで、注目すべき戦いです。
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