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将棋の観戦記を読もう!プロの対局の指し手の意味や対局の様子がわかる!

将棋の観戦記というものがあります。
新聞の片隅に囲碁や将棋の図面が掲載されているのを
見かけたことがある方もいらっしゃると思います。
これが観戦記で、文字通り、将棋の対局を観戦した記録となっています。
今回は、将棋の観戦記について説明します。

観戦記の構成

通常の将棋の観戦記は、棋譜、図面、文章から構成されます。
棋譜とは、将棋のスコアのようなもので、将棋の指し手の情報です。
通常プロの将棋は80~120手程度で決着が付きますが、
これを数回から10回程度に分割し、棋譜とともに掲載します。

そして図面、これは盤面の情報となります。
その日の指しはじめと最終手の盤面の図面が掲載されます。

さらに、文章として、実際に対局を観戦し取材した情報、
将棋の技術情報としての指し手の解説、対局者の心情などを文章にします。
これらのセットが観戦記と呼ばれています。

メディア

観戦記というと、一昔前は新聞掲載がほとんどでした。
新聞社は将棋の棋戦のスポンサーになっていることが多いのです。
したがって新聞社は自分がお金を出している棋戦の対局を
掲載する権利を有しており、毎日掲載しているわけです。

観戦記は、また「将棋世界」「NHK将棋講座テキスト」
のような将棋の専門誌にも多く掲載されています。
プロ棋士が自戦記として、自分の将棋を解説したりすることも多いです。

また、ドワンゴなどのネット関連会社がスポンサーになっている場合、
観戦記がネットに載る場合もあります。
コンピュータソフトとプロ棋士が戦う棋戦の
電王戦でプロ棋士の先崎学さんが執筆され、
ニコニコニュースに掲載されました。

観戦記の内容

 
観戦記の内容に関しては、書き手によって実に様々です。

観戦記には将棋の指し手の意味などの情報を
どこからか持ってくる必要があります。
対局後に行われる感想戦を聞くのはもちろんのこと、
控室にいる別のプロ棋士に意見を聞く、
後日、対局者本人に直接取材に行ったりする、
などの取材が必要です。

ただ、観戦記というのは手の解説だけでは
非常に無味乾燥なものとなりがちです。
その他の対局の周辺情報も必要です。
対局場の雰囲気であったりとか、タイトル戦だと前夜祭や打ち上げの描写があったり、
対局者の心情が記述されることがあります。

指し手の情報と対局の周辺情報、この2つがバランスよく揃うと、
読み物としての価値が高まり、読んでいて非常に楽しめます。

まとめ

観戦記について説明しました。
現在は新聞だけでなく、専門誌、ネットなどのメディアに掲載されています。
観戦記は、内容に気を配る必要があり、書き手の技量が問われるものとなっています。

以上

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