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将棋の対局数って、多いといいの?少ないとどうなる?将棋の記録、 対局数について解説!

プロの将棋界には数々の記録が残っています。
そのなかでもよく用いられる記録に対局数があります。
今回は強さの指標である対局数について解説します。

将棋界の記録には、勝数、対局数、勝率、連勝などがあります。

対局数

対局数とは、文字通り対局した数のことですが、
連盟からの公式発表時には、通常当該年度内でカウントされた対局の数を指します。

対局することは、棋士のベースとなる活動です。
対局というのは予め決まっているリーグ戦などは、割り振られます。
しかし、トーナメントなどは1回戦はアサインされますが、
2回戦以上の対局は勝たないとありません。
リーグ戦でも、予選がありそれを勝ち進まないと参加できないリーグなどがあります。
結局対局数が多いというのは勝っている証であり、好調ということでもあります。
また、棋士は対局ごとに対局料という形でお金をもらうので、
対局数は収入のバロメーターでもあります。

直近の記録

では、直近のランキングはどうなっているのでしょうか?
2017年度の対局数ランキング
順位 名前 対局数
1位 藤井聡太 73
2位 豊島将之 62
3位 三枚堂達也 58
3位 大橋貴洸 58
5位 佐々木大地 56
6位 永瀬拓矢 55
7位 羽生善治 54
8位 斎藤慎太郎 53
9位 高見泰地 50
9位 近藤誠也 50
9位 増田康宏 50

1位は2017年にデビューそうそう勝ちまくった藤井聡太さん。
2位以下のメンバーもいずれも新進気鋭のトップ棋士たちですが、
そのなかで、羽生さんが7位に入っています。
ある程度上に行くと予選免除となり対局数は
通常減るものですが、羽生さんには全く関係ないようです。

歴代記録

では歴代記録はどうなっているのでしょうか?
対局数の歴代記録:
順位 名前 対局数 年度
1位 羽生善治 89 2000
2位 米長邦雄 88 1980
3位 谷川浩司 86 1985
3位 佐藤康光 86 2006
5位 中原誠 82 1982
6位 羽生善治 80 1988
7位 森内俊之 79 1991
8位 森下卓 78 1991
8位 羽生善治 78 1992および2004
8位 谷川浩司 78 2000

歴代最高は89局で、羽生善治さんが2000年に達成しました。

羽生さんの場合、さらに内容がすごいです。
この年羽生さんは6つのタイトル戦を戦いました。内5つ獲得しています。
タイトル戦は前後の移動日、前夜祭などもあり
普通の対局にくらべて激しく体力を消耗します。
そのタイトル戦以外に、NHK杯、銀河戦などの一般棋戦も優勝しています。
これらを考慮したとき、89局というのはさらに信じられない記録です。

まとめ

今回は対局数の意味、記録を見ていきました。
対局数はプロ棋士の強さのバロメータであり、
好調であれば自然と数が多くなっていくものです。
ただ対局は極度に脳や体を消耗するので、体調管理なども行う必要があり、
一流棋士は健康であるのが前提で、それがないと話にならないでしょう。

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