将棋の棋士を紹介！女流棋士、棋士の卵の奨励会員の情報も

NHK杯の番組は棋士どうしの対局を中心に構成されています。
ですが、番組を楽しむのは対局だけ、
というのではあまりにもったいないです。
対局以外にも面白い点がいくつもあります。
今回はここに注目してみると面白そうなものをいくつか取り上げます。

司会と解説

アマチュアの方が番組で視聴していて、楽しみなのは、
司会の方、解説の方です。
正直、対局だけの映されても、一般の人にはなにがなんだか
さっぱりです。
この方達の導きによって対局がぐんと面白いものとなります。

司会は最近は女流棋士が担当することが多く、
解説はたいてプロ棋士の方が行います。
プロ棋士の解説は的確でわかりやすいことが多いです。
ときおり読みすぎや予想展開などを披露していることがあり、
見ている人にとってはとても参考になります。

司会の方は、女流棋士が多いです。
矢内理絵子さんのようなびっくりするくらい
きれいな方がでてこられたり、
たいへんかわいらしく所作が美しい藤田綾さん
などが担当されています。
この女流棋士さんを目当てに番組を見ている方も
いるんじゃないかと思うくらいです。

女流棋士

ではこの女流棋士はこの棋戦に参加しないのでしょうか？
NHK杯杯では、女流棋士枠が１９９３年から設けられていて、
最近は１名かならず女流棋士が出場しています。
女流棋士が普通の棋士に勝つ確率は
３割に達していないという話ですが、
NHK杯だとさらにその確率は下がります。
実績では、４勝２６敗、勝率１割３分３厘です。

NHK杯で初めて棋士に勝ったのは、中井広恵さん。
４勝のうち３勝は彼女の実績です。
また、２００３年には青野照市さんにも勝って
３回戦進出を決めています。

最近では２０１８年に加藤桃子さんがひさびさに
棋士に勝って２回戦進出を決めています。
女流棋士の勝利は実に１４年ぶりだそうです。

感想戦

その他のみどころとしては、感想戦があります。
感想戦とは、対局終了後、両対局者が
１局を振り返って検討をすることです。
このとき、対局者の意見、読み筋を見ることができ、
棋力向上に大変役に立ちます。
感想戦は、対局者だけでのものですと、
高速かつ駒を動かさずに進んでしまうことがあり
これをやられると、アマチュアは理解できません。

しかし、テレビ対局ということもあり、視聴者を意識した
読み筋をわかりやすく示したり、
平易にゆっくりと進めてくれたりするので、
素人でもわかりやすい形にしてくれることが多いです。

感想戦は対局が長引くとカットされてしまうことも多いのですが、
実施されると大変参考になるものです。
ぜひビデオにとって繰り返し見ることをおすすめします。

まとめ

NHK杯戦のみどころを説明しました。
もちろん対局がメインであることは間違いないのですが、
それに加えて、司会や解説の方や、感想戦、など面白い点がたくさんあります。
将棋の棋力向上に役立つことはもちろん、
将棋というものに触れられるという点で、この番組を見る価値は高いです。