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米長さんの弟子が林葉直子さん? 逸話は?元将棋連盟会長、米長邦雄さんを解説!

米長さんに限らず、プロ棋士は、将棋を指す以外の活動もしています。
将棋連盟のお仕事とか、弟子の育成などです。
特に米長さんはそういう活動が大変多かった棋士でした。
今回はそのあたりを解説してみましょう。

会長

将棋連盟の会長を2005年から2011年まで務めていました。
その独自の考えから、批判も相当ありましたが、
・日本将棋連盟の公益社団法人化のため、改革を実施
・名人戦を単独主催から朝日新聞と毎日新聞による共催
・瀬川晶司プロ試験実施
など実績も数多く残しています。

また、会長職時代に、ネット関連事業も多く手がけ、
ネット企業であるドワンゴをスポンサーとし、
コンピュータ将棋とプロ棋士の棋戦などをも立ち上げました。

米長さんが会長職となったのは現役を引退してからですが、
そのとき自らもコンピュータ将棋と対戦しています。

弟子の育成

棋士は徒弟制度があり、だれかの弟子にならないと
将棋指しになることはできないシステムになっています。
つまりどんな棋士でも誰かの弟子になっているわけです。
その恩返しとして自分でもお弟子さんをとることが多いようです。

米長さんにもたくさんのお弟子さんがいます。
先崎学、中川大輔、伊藤能、中村太地など、有名な個性的棋士7名を育てました。

先崎さんはNHK杯で優勝した実績もあり、大変才能豊かな棋士です。
文筆家としても有名でたくさんの観戦記や、エッセイなど著作多数です。

失踪事件や、不倫騒動で有名な元・女流棋士の林葉直子さんも
米長さんのお弟子さんでした。先崎さんと林葉さんは内弟子といって
師匠の家に住み込みし、師匠の家の仕事をしながら将棋の勉強をしていました。
ちなみに先崎さんによれば、林葉さんが兄弟子というかお姉さん弟子?
でよく泣かされたそうです。

好色家

英雄色を好むといいますが、米長さんもおそらく権力志向が強い方で、
女性が大好きであったことは間違いないです。

若い頃はスクランブル交差点にいってかたっぱしからナンパしたとか、
1000人切りを目指して500人までいったとか、
女優さんと交流があった話などを著作で述べています。

職場でセクハラしたとか、弟子ではないが自分を師事してくれている人間の婚約者を
うばったなどの悪い話も聞こえてきます。

晩年前立腺がんになり、本来なら全摘するところを、
「もう少し楽しみたいから」と、放射線治療を選択したことなども著書で明かしています。
ただ、これが死期を早めてしまったかもしれません。
死因は前立腺がんとされています。

まとめ

米長邦雄さんの将棋以外の実績も確実に残していますが、
いろいろなところで、賛否があるようです。
正面切って著書に否定的意見を堂々と展開している棋士もいます。
このあたりは個人事業主の集まりである棋士の特徴でもあるでしょうが、
そういう集団をまとめあげるのは、大変そうです。
将棋連盟の会長職はだれがやっても批判が集まるかもしれません。

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