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日本将棋連盟会長の佐藤康光さん、和服が似合う?モテる?人柄が良い佐藤さんを解説

プロ棋士である佐藤康光さんは、若い頃から桁外れに強く、
いろいろな言われ方をされています。
いわく、天才、1秒間に1億3手読む、緻密流、など。
プロデビューの頃は本格派の将棋でしたが、後に新しい手を積極的に求め開発し指す、
異能派の棋士として変化しました。
しかし、ルックスがよくモテみつなどというあだ名がつけられたこともありましたが、
性格は極めて真面目で誠実なお人柄です。

奨励会時代の佐藤さん

1969年生まれ、京都府出身。
関西育ちですが、お父様のお仕事の都合で
奨励会時代に東京へ移動。
奨励会時代からその名は棋界にしられていて、
関西棋界に、「将来の名人が関東に奪われた」、
と言う声があがったのは有名な話です。

師匠は、田中魁秀さん、ものすごく柔和で人当たりがよい先生で、
アマチュアに対しても評判がいい方です。
面倒見がよく、佐藤さんが関東奨励会移籍の際にも
いろいろと気を使われたそうです。

1982年に奨励会入会、当時は3段リーグはなかったのですが、
13勝1敗で規定により1987年にプロ入り。

奨励会時代と言えば、島朗さん主催の研究会、通称「島研」に、参加。
森内俊之さんとともに最初は3人で活動、後に羽生さんが参加されました。
ちなみに島研のメンバーは全員が一流棋士でタイトルホルダーになっています。

でもまあ、メンバーは島研で勉強したから強くなったわけではなく、
当時トップ棋士の島さんが桁外れに強かった人たちを選んでメンバーに入れた、
ので、もともとみんな強かった、というのが真相なんですけどね。

プロデビュー以降の活躍

若い頃から天才と呼ばれていた佐藤さんですが、
プロになってからも勝ちまくります。
一般棋戦の優勝は12回。
タイトル獲得数13回、歴代7位の記録です。
この中では1993年竜王、1998年名人2期のキャリアが光ります。
特に名人位は谷川浩司さん、羽生善治さんという
最強棋士を破ってのものだけに重みがあります。

他には棋聖も6期取得しており、永世棋聖の資格を得ています。
歴代3位の記録です。

生涯勝率は、2018年現在、1639局戦い1023勝 616敗
現在のトータル勝率 6割2分4厘

トップ棋士に上り詰めてのこの勝率は立派です。
押しも押されぬトップ棋士歴代棋士としても十分です。

惜しむらくは羽生善治さんと同世代だったため、取るべきタイトルが少ない。
たぶん羽生さんによって半分くらいになっているんじゃないでしょうか。

古風な人柄、和服好き

戦型は新しいものを好みますが、将棋界の伝統というものを重視する
どちらかと言うと古風な考え方の持ち主です。

そして和服を好み、いざという対局やここぞというときには、
和服を着ることが多いようです。
将棋が日本古来の文化ということから、
棋士という和服を着ているようなイメージがありますが、
実はタイトル戦でもない限り普通は和服はきません。
通常の対局時ではスーツなどが普通です。

もちろん佐藤さんもここぞというときしか着ませんが、
それは例えば以下のようなときです。

故人である米長邦雄さんが引退を決めその現役最後のリーグ戦での対局のとき、
佐藤さんは和服を着て臨みました。
いままでお世話になり尊敬する大棋士に敬意を払ってのことです。
最初はスーツだっただ米長さんもこれにおどろき、
急遽和服を取り寄せ午後から和服で対局しました。

また、竜王戦挑戦者決定戦のときにも、ラフな服装で臨んだ先崎学さんにたいして、
あえて和服で対抗し見事勝利を収めました。
このあたり、それぞれの勝負師としての考え方が出ていて面白いです。

まとめ

現在は会長職と現役棋士との2足のわらじ状態の佐藤康光さん。
そのかたくなともいえる真面目な気質で、
なにごとにも誠実に取り組んでいる姿勢は、
もうすでに人の心を打つレベルになっています。
日本将棋連盟の運営の成功と棋士としてのご活躍を心からお祈りしています。

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