中村太地さん、プロ棋士であり、王座というタイトルホルダーです。
真面目で誠実、好青年を絵に描いたような人物です。高身長でかっこよくイケメンです。
２０１８年現在王座というタイトルを争っている斎藤慎太郎さんも相当なイケメンで、
奇しくも身長が同じ１８０ｃｍです。
中村太地さんという同姓同名の方に、バイオリンを引く方やバスケ、陸上の砲丸の選手がおられます。
バイオリニストの中村太地とは交友があり定期的に食事に行く間柄だとのことです。
NHKへのTV出演
１９８８年生まれ。東京都出身。
その誠実なお人柄が評価されたのでしょうか、
TV番組とくにNHKへの出演機会が多い方です。
ニュース番組である「NEWS WEB」に、２０１４年４月から１年間、
毎週水曜日出演しておられました。
２０１５年から、NHKの将棋のTV番組である「将棋フォーカス」
の司会をつとめています。司会は、乃木坂46の伊藤かりんさんといっしょです。
司会のメンバーには同じくプロ棋士の山崎隆之さんもおられ、
交代で出演する形になっています。
米長邦雄さんが師匠、師弟関係としての信頼関係
師匠はあの米長邦雄さんです。
米長さんは中村さんを非常に信頼しておられたようです。
とはいえ、中村太地さんであれば、だれからも信頼されるような気もしますが…。
第1回電王戦という、棋士とコンピュータ将棋が指すという企画があり、
このときは、引退した米長邦雄会長とボンクラーズというソフトが指すことになりました。
現在では、将棋の駒を持って物理的に指す「電王手くん」などのシステムがあります。
しかし、当時はまだそういうものがなく、誰かがボンクラーズの指し手を指す必要がありました。
米長さんの要望により、その役目を自分の弟子である中村さんに託しました。
中村さんは、対局の間中、一度も姿勢が崩れず、指す所作も見事で美しく、
見事その役目に答えました。
米長さんが指名するだけのことはあるな、と思いました。
やはり、ここは先崎学さんではなく、中村太地さんでしょうｗ。
米長さんはアマチュアには大変人気がありましたが、
アマに見せる顔と弟子などのプロ棋士に対する顔ははっきりちがっていた、
と中村さんは言っています。
前者のにこやかで柔和な態度とはことなり、後者は非常に厳しい一面をかいまみたそうです。
プロ棋士としての実績
もちろんプロ棋士としての実力も卓越したものをもっています。
２０００年奨励会入会。
２００６年に４段昇段、プロ棋士となりました。
２０１１年度に超高勝率記録を残しました。
４０勝７敗、勝率８割５分１厘１毛。これは史上２番めの好記録です。
ちなみに歴代１位は中原誠さん。
記録は、４７勝８敗、勝率８割５分４厘５毛 。
８割５分以上の記録はこの２人しかいません。
タイトル戦にも何回か出場しています。
ここで立ちはだかるのは、棋界の帝王、羽生善治さんです。
２０１２年度、８３期の棋聖戦に挑戦者として登場、
羽生さんに５番勝負を挑みます。が、０－３で敗退。
２０１３年度、６１期王座戦で再び羽生さんへ挑戦、２－１までせまったのですが、
その後盛り返され、けっきょく２－３で敗退。
そして２０１７年、６５期王座戦、相手はまたしても羽生さんです。
この戦いにおいて、やっと、と言うべきでしょうか、３－１でついに勝利！初タイトルとなりました。
まとめ
２０１８年王座戦で斎藤慎太郎さんという新進気鋭の若手とタイトルを争っています。
９月までで０－２と追い込まれ、あわや３連敗か？！と思われました。
が１０月２日に行われた第３局では中終盤に鋭い切込みを見せ、見事勝利を掴みました。
これで１－２となりました。今回の王座戦、苦しいことにはかわりはないのですが、
ぜひタイトルホルダーの意地を見せて頑張っていただきたいです。
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