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将棋棋士、渡辺明、タイトルホルダー、中学生棋士、ぬいぐるみと競馬が大好き、妻が漫画家

渡辺明さん
1984年生まれ、34歳
東京都出身、所司和晴七段門下
現在の順位は
竜王戦 1組
順位戦 B級1組
現在棋王のタイトルを保持者です。

中学生棋士の一人

1994年に奨励会入会、2000年3月に3段リーグで1位となりました。
この時点で中学生であり、史上4人目の中学生棋士となっています。
中学生で棋士になった人はほとんどタイトルを取っています。
とっていないのはあの藤井聡太さんだけで、藤井さんもこのままいけば
タイトルを取るのが確実視されています。

他よりはるかに若い年齢で棋士になるということは、
それだけで大棋士のライセンスをもっているといえます。

タイトル獲得歴代5位

渡辺さんはすでにたくさんのタイトルを獲得しています。
総タイトル数は20期、歴代5位の記録です。
タイトル戦出場数は28回ですので、実にタイトル取得確率は7割を超えます。

そしてこの若さですでに永世竜王、永世棋王の2つの永世称号資格を獲得しています。
渡辺さんの獲得タイトルが竜王と棋王に集中していることから永世称号取得につながっています。

竜王と相性が良い、9連覇達成

渡辺さんは竜王戦と特に相性が良いです。
竜王戦では、渡辺さんは9連覇という大記録を樹立しています。
この中では、当然羽生さんの挑戦も退けていて、3連敗後の4連勝を記録しています。
囲碁界にはすでに何回もあったようですが、3連敗4連勝は将棋界初です。

竜王位はさらに2期獲得していて合計11期。これも竜王位最高記録となっています。

名人戦、順位戦と相性が悪い?

A級までいって、順位戦が苦手とかはありえないのですが、
しかもA級は8期つとめています。
現在はその下のクラスのB1ですが、現在7戦全勝です。昇級者候補の筆頭であり、
来期は再びA級にもどるでしょう。
自力では図抜けていて、順位戦が苦手というのはあたりません。
ただ残念ながらまだ一度も名人戦で挑戦者になったことがありません。
渡辺さんくらいの実力であれば一度くらいなっても不思議ではないのに
この点においては、実力のわりに結果を出しているとは言えません。

妻が漫画家、タイトルは「将棋の渡辺くん」

2004年に結婚されています。お相手は、伊奈めぐみさんという、漫画家です。
夫である渡辺明さんの日常を描いた「将棋の渡辺くん」という作品を上梓されています。
この作品は棋士の日常、生態が詳細に描かれており、渡辺明ファンの方はもとより、
漫画としても大変面白く、是非一読をおすすめします。

考え方が合理的、土日は研究休み

考え方が大変合理的です。
日常生活はもちろんのこと、将棋にもそれが如実にあらわれています。
かならず勝ちやすい形を選び、自玉の固い将棋を選びます。
おそらく美学という言葉は彼の辞書にはなく、良いと思ったらすぐそれを実行します。
逆もしかり。
古き良き棋士の考え方から、渡辺さんは一番遠いところにいるでしょう。
勉強は日常的に行っていますが、その取り組み方はビジネスのそれであり、
土日は基本せず、しっかり休みを取るところなどは、
非常に合理的現代的な棋士だといえます。

競馬が趣味

最初は中学の頃ファミコンのゲームからはいったそうですが、そこからはじまり、
常に競馬をウォッチし続けているようです。
競馬場の近くの府中に住んでいたこともあります。
イギリスへ対局に行ったときに対局の前の日に、現地の競馬場に行った経験もあります。
現在は一口馬主などをして更に楽しんでいるようです。

ぬいぐるみが大好き

ぬいぐるみをこよなく愛しています。
もちろん、家にもたくさんのぬいぐるみがおいてあり、
一体ごとに名前やプロフィールをつけているそうです。
自分で会話したりして、遊ぶそうです。
御本人はこのあたり、まったく逡巡することなく、ぬいぐるみに関して話しておられます。
おそらく趣味以上のものとして確立しているのでしょう。

独特の夫婦関係

漫画家の奥様とはかなりさっぱりとした夫婦関係のようです。
お互いにあまり干渉せず、日常関わり合いをもたないようにしています。
日中家にいるときは、顔を合わさずお互いの部屋に引きこもります。
奥様は漫画家なので漫画の執筆、渡辺さんは将棋の研究です。
連絡はメールで行っているようです。
互いにPCを使うのでメールが手軽でよいのでしょう。

また、子育ては、共通の目的であるので、そのあたりは協力して
しっかりやっているようです。

まとめ

渡辺明さんを説明しました。
棋士になった速さからも、タイトル獲得数からしても
超一流棋士であることは間違いありません。
しかしもっと実績を残せるはずという意見もあります。
おなじ中学生棋士である谷川浩司さんが著書「中学生棋士」で
渡辺さんの実績や特性を高く評価しながらも
・まだ一時代を築いていない
・早い時間での投了は第一人者として見せてはならない
などと、述べておられ、谷川さんしかできない非常にレベルの高い指摘をされています。
まさに名人は名人を知る、です
これからさらなる飛躍し、一層の活躍を期待しましょう。

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