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羽生善治、タイトル100期か、無冠か、竜王戦7番勝負で決定!

羽生善治さんがプロ棋士になって、たくさんタイトルをとってきました。
これがすでに通算99期獲得しています。

2018年の竜王戦で仮に防衛すると通算100期という
前人未到の大記録を達成することになります。
タイトル獲得100期というのは、これはとてつもない大記録です。
今回はこのことに関して述べてみます。

羽生さんとタイトル歴代獲得者を比較、唯一比肩できるのは大山名人

一口にタイトル100期といいますが、そもそも将棋のタイトルは
1つ取るだけでも、偉業であり、ものすごく大変なことです。

プロ棋士はいままで何百人も輩出されましたが、
いままでタイトルを取った人がとても少なく、
ごく一握りの人達だけが独占している状態です。

そのなかで、さらに歴代のタイトル獲得数をみてみると、
1位 羽生善治 99
2位 大山康晴 80
3位 中原誠 64
4位 谷川浩司 27
5位 渡辺明 20
となっています。

このうち、上位3名が4位以下を大きく引き離しています。
この人達は、当然時代の第一人者であった方たちです。
一時代を長く築いたということで共通しています。

羽生さんは7冠達成した唯一の棋士ですが、2位の大山さん、
3位の中原さんもそれぞれ5冠を達成しています。

特に大山名人は、羽生さんと同じく、その時あったタイトル5つを、
同時にすべて独占した棋士です。
大山さんは、単に将棋が強いだけでなく、その生き方が勝負であり、
盤外戦術なども平気で行ったといいます。
新進気鋭の天才肌の新人が出てきたら徹底的に潰しに行きました。
二上達也さん、加藤一二三さんなどがそれに該当します。

大山さんは、その政治力も加味され、1強時代が異常に長く続きました。

大山康晴さんと羽生さんはこの点でよく比較され、どちらが最強棋士か、
などという論議がまきおこることがあります。
大山さんは、将棋界の巨人というだけでなく、生き方そのものが将棋であったような人生であり、一概に比較することはできません。

しかし、大山康晴さんは、タイトル数が少なかったはるか昔の時代に
80という獲得数を達成したと考えると、
その突出具合は一昔の羽生さん以上だったかもしれません。

しかし、その記録も数の上では羽生さんが大きく上回っています。
現在その獲得数は99。あと一つで100という大記録です。

100か、無冠か

羽生さんは現在竜王位しか保持していません。
ここで防衛すれば、過去の実績99に加えて+1され、100となり大記録達成!
となりますが、もし仮にここで竜王戦に負けることがあれば無冠となります。

羽生さんは1990年から2018年現在までタイトルを切らしたことがありません。
ずーっと、なんらかのタイトルを保持しています。
将棋のプロは普通、XX7段とか、段位で呼ばれます。しかし、タイトルを取ると、
羽生竜王とか羽生名人とか、そのタイトル称号で呼ばれることになります。
羽生さんが例えば2冠のときは、羽生竜王・王位とか、よばれますが、
3冠4冠以上になると、もう、羽生5冠とか羽生7冠とか省略してよばれることになりました。
こんな自体になるのも羽生さんがたくさんのタイトルを同時取得しすぎたことによる異常事態です。

しかし、年々将棋界のレベルも上がり、競争も激化、羽生さんの年齢の衰えも多少あり、最近では保持タイトルがすくなくなってきています。今年ついに羽生さんのタイトルが1つの状態になっています。
羽生さんがタイトル2つとか1つになると不調とか衰えとか言われるのは、
今までの実績がすごすぎたためのことです。

まとめ

仮に2018年の竜王戦で羽生さんが負けたと仮定すると、
約28年ぶりの無冠、ということになります。
竜王と名人だけは1年間、前名人とかよぶことがゆるされるので、
羽生前竜王などとよばれます。

しかし実際はタイトルがない状態であり、本来はただの9段です。
羽生9段。
もしそうなったら、羽生さんが段位を名乗るのは、
なんとなく慣れていない、違和感を感じる、妙な状態になります。

タイトル100期か無冠か、この勝負の厳しい現実は、今年2018年竜王戦の
結果で決まります。
第31期竜王戦の挑戦者は、最近調子を上げてきている実力者、広瀬章人さんです。
この勝負は注目であり、とても興味深いです。

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